ストック選手権応援企画 モーター&各アンプのテストレポート 

2017/05/17-18

コース:RC Maniax Arena 気温:25°C コース温度:24°C

来たる 2017 年 5 月 27 日~28 日に RC Maniax Arena 様にて開催されるストック選手権で のユーザー様の参考にように、色々なテストを行ってきました。 ギア比のテスト、Schuur Speed モーター装着時での各アンプのセット出し、ローターのテ ストを行いました。


使用車種:Team Associated B6D (二次減速比:2.60) Yokomo YZ2 DTM(二次減速比:2.60)
モーターファン:あり
テストドライバー:笹津 和希 (Granslos) 関 元利 (Granslos)
        島袋 方夫 (RC Maniax Arena 店長) 牧丘 テルキ (RC Maniax Arena スタッフ)


・最終減速比 6 前後
(スパー72T、ピニオン 32T、進角 45°、5 分強走行後の温度:約 50°C) 転がしながら走るスタイル向け。全体的にトラクションを掴みやすく、軽い路面に対応し たギア比設定。RCMX アリーナでは路面の軽さから、程よい回転数を稼ぎます。コーナー 時にマシンをストップさせなければジャンプも飛べる。
・最終減速比 8 前後 (スパー78T、ピニオン 25T、進角 MAX、5 分強走行後の温度:約 55°C) 中間トルクが高く、切り返し直後のジャンプも容易にクリアでき、ミスをした際の車速の リカバリーも容易になります。路面コンディションの良い時は中間トルクから起こるスリ ップも少なく総じて扱いやすいフィーリングです。モーターブレーキの影響を受けやすく、 転がして走る際はハイギアと比べ、スロットル操作が変わります。
・最終減速比10前後 (スパー78T、ピニオン20T、進角MAX°、5分強走行後の温度:約 60°C) 重い路面やグリップの高い路面に向いたギア比設定。初動から高速域までの吹け上りが早 くストップ&ゴーが多いコースレイアウト向け。ストレートにてモーターの最大回転まで 吹け切る様なフィーリングです。モーターブレーキの影響がさらに受けやすくなり、イニ シャルスロットルが強くなります。

【モーターのまとめ】
各コースによってギア比設定は前後しますが、ギア比に加えアンプやプロポで自分好みに 調整するとより効果が得られます。
注:スパー/ピニオンは代表的な例です。
【ローター】
標準ローター12.5 は全体大敵にバランスのとれたローターです。路面コンディションによ って、重い路面やハイグリップ路面では太いローター(~13.5)が好ましいです。ローター を太くするとモーターの温度が上がりやすいのでファンの取り付けが必須となります。
【ファンの重要性について】
今回のテストではファンなしもテストしましたが燃えるほどの温度にはなりませんでし た。ですが高温度によるパワーフィーリング変化があるためファンの取り付けを推奨致し ます。
【アンプ設定】
・Muchmore FLETA PRO V2
ファームウェアは BlinkyMODEV1.4-2 を使用(Stock 向け)。パワーレベルを 2 段階で設 定可能、切り替えポイントの設定も可能なので様々なコース レイアウト、路面状況に対応 しやすいです。主な調整点は1st Power LevelとPower Levelの切り替えポイントです。 今回は FDR5.85,8.11,10.14 のセットアップを出しました。
・SANWA SV-GEN2
ファームウエアは 0102006 を使用。D01(スロットルパンチ)の数値にて路面グリップの 高低(重い・軽い)に対応でき、下げるとスロットル操作が容易になる方向です。合わせ て D03(ドライブ F)を調整することで好みのスロットルワークに対応できます。また、転が しながら走るドライブスタイルでは D04(ニュートラルブレーキフィール)と D05(ブレーキ フィール)を下げると良いフィーリングでした。今回は双方のスタイルに合ったセットア ップを出しました。